CORPORATE REVITALIZATION COLUMN

企業再生コラム

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企業再生とコンサルティング

債権者サイド・債務者サイド・スポンサーサイドと各ステークホルダーの立場から企業の再生を手掛けて約30年が経過した。

この間、約250社超の様々な事例に遭遇し、様々な企業の経営者や利害関係者と当該企業の再生に係る協議を行ってきた。

「単に、資金繰りに詰まっただけの企業」や「手形乱発で1週間後に破産する企業」、「信用を悪用され、融手操作に巻き込まれた企業」、
「粉飾が発覚してメイン銀行からソッポを向かれた企業」、「長年の垢が積み重なった企業」等、破綻原因にも様々なものがある。

原因はともかく、企業再生コンサルティング業務とは…その企業にとっての現状を理解し問題解決を行うため
下記のステップで進める必要があると実感している

①「真の問題点を洗い出し」
②「問題に対する解決策を立案」
③「解決策を利害関係者に説明」
④「解決に向けた具体的行動」
⑤「最終的な利害関係者の意見」
⑥「各利害関係者との合意」

従って、企業再生コンサルティング業務を行う者には、最低限上記①~⑥に対応できる能力が求められ、また、何れの能力が欠けても上手く進まない。

企業再生アドバイザーには、以下の能力が必要である。

「企業再生や不良債権処理に係る必要な経験」
「各種の専門的な知識(財務会計に係る知識・再生に係る税務・法律知識etc.)」
「それらに基づいた問題調査能力とレポーティング技術」
「専門機関とのネットワーク力(事業会社・法律・会計事務所・M&Aハウス・金融機関・ファンドetc.)」
「問題を解決する為の果敢な発想力」
「問題解決の為の行動力」

再生企業には必ずと言っていい程、「ミッションインポシブル」(実現困難な課題)事項が存在する。

それを解決する為には、経営者に対して「英断(覚悟)」を求める必要がある。
そういう意味では、経営者との「信頼関係」を築ける事が、企業再生をやり遂げる為に最も重要な要素であるとも言い得る。
何れにしろ、「付け焼刃」ではできない。

弊社は、企業再生についての「経験」と「各種のノウハウ」を蓄積し、クライアントの信頼に耐え得る「コンサルティング会社」へと成長してきたと自負している。

「このままでは…」と思われたら、是非、門戸を叩いていただきたい。

以上